入門
基本概念

動的なデータの管理

コンポーネントの状態と動作を定義して、動的なデータを管理します。

コンポーネントの基本構造を学んだので、コンポーネントのデータ(つまり状態)と動作を定義する方法を学びましょう。

状態とは?

コンポーネントを使用すると、アプリケーションの個別部分の責任をきれいにカプセル化できます。たとえば、SignUpFormコンポーネントは、ユーザーが特定の操作をする前に、フォームが有効かどうかを追跡しなければならない場合があります。その結果、コンポーネントが追跡する必要のあるさまざまなプロパティは、しばしば「状態」と呼ばれます。

状態の定義

状態を定義するには、コンポーネント内でクラスフィールド構文を使用します。

たとえば、TodoListItemコンポーネントを使用して、追跡する2つのプロパティを作成します。

  1. taskTitle — タスクのタイトル
  2. isComplete — タスクが完了しているかどうか
      
// todo-list-item.component.ts@Component({ ... })export class TodoListItem {  taskTitle = '';  isComplete = false;}

状態の更新

状態を更新する場合は、通常、コンポーネントクラスでメソッドを定義して、thisキーワードを使用してさまざまなクラスフィールドにアクセスします。

      
// todo-list-item.component.ts@Component({ ... })export class TodoListItem {  taskTitle = '';  isComplete = false;  completeTask() {    this.isComplete = true;  }  updateTitle(newTitle: string) {    this.taskTitle = newTitle;  }}

次のステップ

動的なデータの宣言と管理方法を学んだので、テンプレート内でそのデータを使用する方法を学ぶ時です。